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自社プロダクト開発秘話

親子で考える17歳の進路

保護者層の「子どもの進学先や進路選択・将来」への関心・関与の高まりを受け、主に保護者の方に「将来の仕事・職業」を切り口として進学先の情報収集をしてもらうためのウェブサイトです。「親子で進路について考え、話す」がコンセプトであり、学校情報のほか、親子で取り組む適学診断なども用意しています。

親子で考える17歳の進路
公式サイト

課題

進路選びに積極的ではないけれど進学を希望する層にも
自分自身の進路選びに向き合ってほしい

私たちが実施した高校生を対象とした調査で、自分自身の進路選択にも関わらず学校選びに積極的ではない層が一定数いることが分かりました。
では、彼ら彼女らはどのように学校を選ぶのでしょうか。グループインタビューなどの調査をさらに進めると、保護者や兄弟の影響が強いことがわかってきました。つまり、この層に進学情報を届けるためには、保護者に対して情報を届ける必要があるのです。

思考

保護者に情報を届けて保護者が決めるのではなく
一緒に考えたほうがもっと幸せなのではないか?

思考テーマ1:進学情報メディアは誰のものか

私たちがおこなったインタビュー調査では、保護者が選び勧めてくれた学校や、兄弟が在席している学校を受験する、という人も複数存在しました。たしかに、自分をよく知っている信頼できる人から勧められる学校ならば間違いが少ない可能性が高く、そうした流れを踏まえて、保護者のみをターゲットとした情報メディアも必要かもしれません。
ただ、大切な将来のこと……進学する自分自身のことにもう少し積極的にかかわるほうが、進路選択の満足度が高まり、進学後も自分事として勉学を頑張れるのではないか。私たちはそう考え親子で使えるメディアを目指すことにしました。

思考テーマ2:保護者の悩みも解消をする

一方で、保護者の中には、今の変化の激しい時代の中で子どもにとってよりよい選択をしてほしいと願いながらも、自分たちの時代とは入試も職業も変わっているために上手くアドバイスができる自信がないと「積極的にかかわりたいけれどできない」と悩んでいる方もいます。
開発にあたっては、そうした保護者の方々も進路選びに参加がしやすくなる仕掛けが必要だと考えました。親にも子どもにも有益な情報を提供できる場を、どうかたちにするか。私たちは議論を重ね続けました。

解決

診断ツールをきっかけに
親子で一緒に進路を考える

ここまでの議論を元に、私たちは自社で開発した2つの診断ツールを主役にしたウェブサイトを作ることにしました。
高校生が回答する自己診断と、保護者が回答する他己診断の答えを重ね合わせて、親子ともにぴったりと感じられる分野や学校と、保護者から見てぴったりと感じられる分野や学校の2つがわかる「たこしん!!」。今の興味関心や趣味が、どんな職業につながっているのか、その職業はどんな学校で学べば目指せるのかがわかる「ぽいぽいぽんっ!」。親から適職診断を一緒にやろうと働きかけることで、高校生自身も進路選択に参加できるものとしました。
また、テクノロジーの発展で変化を続け、次々と新たな職業が生まれる現代において、保護者も子どもの将来像がより具体的に描けるよう、職業名から目指せる学校情報を参照できるかたちにしました。
新たな職業も多数生まれている今、それぞれの情報ページの中では、職業についての解説はもちろん、学校の指導力やサポート力を簡潔に伝えられる「3つのポイント!」、教育力をしっかり伝える「教育内容をもっと詳しく」。興味関心の扉を開く「キーワード」という学校情報ページ構成で、職業を軸に保護者にとっても子どもにとっても双方に役立つウェブサイト「親子で考える17歳の進路」が完成しました。
同じ職業を目指せる学校だとしても、教育プログラムは学校によってさまざまです。教育の質の高さ、学ぶ環境のよさといった教育機関としての魅力をわかりやすく、かつ丁寧に伝えることができる原稿構成となっているため、入学後から将来までを一貫してイメージしやすくなっています。
親子のために徹底して考え抜いたこの「親子で考える17歳の進路」を利用して頂き、多くの親子が最適な進路選択ができることを私たちは願っています。

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