進学情報ポータルサイトの価値を「再定義」する
思考テーマ1:予期せぬ情勢の変化が生じても最新最適な情報を届ける
振り返ってみると、私たちが運営してきた「アクセス進学」をはじめ各種進学情報ポータルサイトは、これまでポータルサイト内の情報を充実させることを目指し、情報量やコンテンツの拡充を重視してきたように思います。しかし、多数のサイトに情報掲載をしている分、予期せぬ変更が生じるたび、情報掲載しているサイトそれぞれに更新依頼をする必要が生じるため、場合によっては発信に最適なタイミングを逃してしまう可能性もあると感じられました。
情報の鮮度や、更新・訂正依頼といった負荷の軽減を考えると、常に最新の情報が掲載されている公式サイトや公式SNSを参照しやすい構成が望ましいように考えられます。
思考テーマ2:公式サイトやSNSの充実
昨今ではいずれの学校も公式サイトの情報が充実、さらに各種SNSなど情報発信のためのチャネルも多く持っています。学校によっては、公式サイトにCMSが導入され学内からタイムリーな情報発信も可能です。
しかし一方で、公式サイト全体のボリュームが増してしまい、見るべき情報が埋もれてしまっているという側面もあることから、ポータルサイトには多くのステークホルダーを持つ学校の公式サイトに代わり、受験生を対象にポイントとなる情報に絞り、これらに到達しやすい仕組みづくりも必要だといえそうです。
思考テーマ3:接点をつくることを強化する
ここまでの思考のとおり、情報の質や量では公式に勝るものはない。ならば、私たちは、公式サイトへの導線となる「ユーザーと学校の接点づくり」をより重視するべきである。という考えも生まれてきました。
接点を増やすためには、従来のサイト構成では出会えないような新しい間口の広げ方が重要となります。検索エンジンでは見つけられないような、新たな情報として学校を発見してもらえるような検索方法についても、さらに検討を進める必要がありそうです。