大学の授業は面白いのに
どうして高校生には伝わらないのだろう?
高校生の進路に関する調査を進める中で、よく出てくる悩みのひとつに「やりたいことが見つからない」があります。
なぜ、やりたいことが見つからないのか。
高校までのカリキュラムに沿った学びではなく、大学での学びは自分自身にとって身近なテーマや社会課題の解決に向かっていくものであり、それはとても自由で面白いものであるはずです。
また、近年においては、大学にも多種多様な学びの切り口が用意されています。例えば、「自分の好きな○○はどうして人気になったのだろう?」「AIの技術を使って農業を発展させたい」「地震のメカニズムを知って災害を最小限に抑える方法を研究したい」……こうしたものも大学での学びのテーマであることを知れば、それならばやりたい!とポジティブに自分の進路に向き合える人も増えるのではないでしょうか?
大学における実際の学修や研究の様子が、どうして入学前には見えないのか?大学に入学をした後に初めてわかるのはなぜなのか?この見えない壁を壊してしまえば、大学での学びそのものに関心が生まれ、偏差値や学部学科名に依存せずに、ポジティブに学校選択ができるはず。
大学での学びがわかれば、「進路選択はもっともっと面白くなる」。