競争率が高い! テレビ局への就職は入念な対策が必須

学生からの人気が高いといわれるテレビ業界。今回はその人気の秘密や選考通過するコツについて幅広く解説していきます。

この記事は【業界研究編】【就活情報編】【就活対策編】の3部構成となっていて、業界研究編ではテレビ局の種類や職種、今後の動向について、就活情報編ではテレビ局の人気の秘密や向いている人について、就活対策編では学年別の対策方法やテレビ局就活の特徴について解説しています。

最後には、テレビ局別の志望動機と職種別の志望動機の例文を紹介しています。ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。

【業界研究編】テレビ局志望の学生必見! 業界の特徴をつかもう

就活を実際に始める前に重要なのが業界研究。まずはテレビ業界が一体どのような業界なのか、そもそもテレビ局にはどのような仕事があるのかについて学ぶことが就活の事前準備につながります。

ただ理解を深めるだけでなく、自分はどのようなテレビ局でどんな仕事がしたいかを考えながら、この記事を読み進めてみてくださいね。

テレビ局って一体何をしているの? 番組制作会社との違いも紹介

まずは基本中の基本、「テレビ局とは一体何をしているのか」について解説していきます。

テレビはよく見ていても、実際テレビ局が何をしているのかはわかっていない人も多いでしょう。テレビ局と間違えやすい番組制作会社についても解説していくので、番組制作会社との違いも一緒に押さえておきましょう。

テレビ局とは|番組を「放送する」ことがメイン!

テレビ局とは「テレビ番組を放送する」ことをメインの事業としています。

番組は自社で制作することもありますが、番組制作会社と連携して、番組制作会社が制作した番組を放送することもあります。また、これらを放送するスケジュールを調整していくのもテレビ局の仕事のひとつです。

テレビ局と聞くと、テレビ番組を作って放送することだけが仕事と思われがちですが、番組制作にかかる費用を提供してくれる企業や団体(=スポンサー)との取引などもテレビ局を支える大きな仕事なのです。

テレビ局には公共放送局と民間放送局があります。テレビ局の種類についてはこの後詳しく解説しますが、放送局によってさまざまな特徴があるので、どの放送局を第一志望としたいかも考えながらチェックできると良いですね。

番組制作会社とは|番組を「作る」ことがメイン!

一方、番組制作会社は「テレビ番組を作る」ことがメイン事業です。

番組制作会社はテレビ局のグループ会社として存在するものと、独立して存在するものの2種類にわかれています。

テレビ局のグループ会社として存在する番組制作会社は、テレビ局が調整した番組スケジュールに合わせて、その枠内からはみ出さないような番組を制作していきます。この場合は、テレビ局の社員と同様、テレビ局内で働くことが多い傾向にあります。

違いを押さえよう! テレビ局の種類を代表的な企業と併せて解説!

ここからはテレビ局の種類について解説します。

キー局以外にも公共放送や準キー局、ローカル局、などさまざまな種類があるので、一つひとつの特徴を押さえておくと自分がどのテレビ局で働きたいかを考えるときに役立ちますよ。

①公共放送|営利を目的としない公共性の高い放送局

公共放送とは総務省が管轄している放送局のことです。営利を目的としている民間放送とは違い、公共放送は営利を目的としていない放送局で、NHK(日本放送協会)がこれにあたります。

公共放送の特徴は視聴者からの受信料や地方自治体などの寄付などによって収益を得ている点です。そのため、民間放送とは違ってコマーシャルによって広告収入を得ることはありません。

つまり、スポンサー企業にコマーシャルの枠を売る営業のような仕事はないということを民間放送との違いとして覚えておきましょう。

②キー局|全国で放送する権利を持つ放送局

ここからは民間放送に含まれるキー局・準キー局・地方局・独立U局について解説していきます。まずはキー局について解説します。

キー局とは全国で放送する権利を持つ代表的な放送局です。おそらくテレビ局と聞いて多くの人が思い浮かべるのはキー局ではないでしょうか。日本のキー局はすべて東京都内にあるため「東京キー局」と呼ばれることもあります。

キー局は、放送ネットワークの中心に位置する放送局で、各局の強みを生かしてバラエティー番組やドラマなどを制作するほか、各地域の放送局に番組を制作して送りだす役割も担っています。

以下にキー局に当てはまる企業を記載します。

日本のキー局

③準キー局|キー局に次いで番組を多く放送している放送局

準キー局はその名の通り、キー局に次ぐ放送規模をもつテレビ局のことを指します。キー局は東京都内にあるのに対し、準キー局は大阪府に位置していることから「在阪準キー局」「大阪準キー局」と呼ばれることもあります。

また、愛知県名古屋市にある民間放送もキー局・準キー局に次いで番組を制作していることから広義の意味で準キー局として扱われることもあります。

準キー局に含まれる放送局

④ローカル局(地方局)|特定の地域で番組を放送している放送局

ローカル局と呼ばれる地方局は、特定の地域で番組を放送している放送局のことを指します。キー局・準キー局以外のテレビ局全般だと考えて問題ありません。

日本には100以上のローカル局が存在します。ローカル局は基本的にキー局で制作した番組を放送していますが、放送する地域で起きた事件などを扱ったり、放送する地域の詳しい天気予報を伝えることもあります。

ローカル局の一例

⑤独立U局|キー局のネットワークに属さない放送局

最後に独立U局について解説していきます。あまり耳にしたことのないテレビ局かもしれませんね。ローカル局は基本的にキー局で制作した番組を放送すると解説しましたが、独立U局はキー局のネットワーク系列に属さない放送局のことを指します。

UHF(極超短波)と呼ばれる短距離通信用の電波を使っていて、ローカル局よりもさらに地域に根付いた番組を作っていることが特徴です。

独立U局の一覧

あなたは何を目指してテレビ局に就職する? 職種を解説

次はテレビ局の職種について解説していきます。テレビ局では職種別に募集がかけられ、選考も職種別に進んでいきます。そのため、応募する前に自分がどのような職種で活躍ができるのかを考えておく必要がありますよ。

それぞれの職種の特徴から役割まで解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。自分が業務にあたるイメージが膨らむものはどれか、自分が活躍できる分野は何か考えながら読み進めてください。

アナウンサー:視聴者へ情報を直接声で届ける仕事!

テレビ局と聞いて多くの人が思い浮かべる職種といえばアナウンサーではないでしょうか。

アナウンサーは情報を視聴者へ直接声で届ける重要な仕事です。メインで活躍するのは報道番組ですが、スポーツ中継などで実況をおこなったり、バラエティー番組で司会をつとめたりすることもあります。

アナウンサーと聞くと、用意された原稿を読み上げる仕事だと考える人も多いですが、ときには取材の現場に赴くこともあります。

また、正確にわかりやすく伝えるためにリハーサルや打ち合わせも入念におこないます。私たちには見えていないところでの仕事もたくさんあるのです。

記者:番組で伝える情報を集める重要な仕事!

ニュース番組や報道番組で扱うテーマに合わせて取材をおこなう記者の仕事は、「今」を伝える重要な仕事です。番組で読まれる原稿を書くこともあります。

時には、自らが出演し現場からのリポートやインタビューをおこなうこともあり、番組の裏方と表方の仕事の両面を担当しているといっても過言ではありません。

事件や事故、災害などは日々突発的におこるものであり、それらを追う記者の仕事も勤務時間は変則的になる傾向にあります。行動力や体力が必要といえる仕事です。

番組制作:番組の企画や構成を考えるテレビ局のキーマン!

番組の企画や構成を考える番組制作職は、テレビ局のキーマンともいえる役割を担っています。ただ、番組制作と一口にいってもさまざまな職種が含まれています。

まず番組の責任者ともいえる立場なのがプロデューサーです。番組を制作するための予算やキャスティングなど、番組制作にかかわるすべての決定権をもっています。

そのプロデューサーが考えた企画をもとに実際に番組を制作をしていくのがディレクターといわれる職種です。プロデューサーが番組の責任者であれば、ディレクターは現場の責任者といえる立場にあり、現場の進行や出演者への指導までおこないます。

技術職:番組制作に欠かせない縁の下の力持ち!

番組制作をするうえで非常に重要な役割を担っている技術職は、縁の下の力持ちのような存在です。技術職はその名の通り、番組制作を技術的な部分で支えています。

技術職と聞いてもピンとこない人は、以下に具体的な職種を記載するので参考にしてみてください。

技術職の例

技術職は専門的なスキルが必要になってくるため、専門学校を卒業した人などが就職する傾向にあります。また、アシスタントからスタートすることも多いので覚えておいてくださいね。

営業職:テレビ番組のCM枠を売る経営にかかわる仕事!

営業職はテレビ番組のCM枠を売る仕事をしています。これは番組の広告収入を得るための重要な仕事です。

ただCM枠を売るだけでなく、どのような時間帯にCMを流すのが効果的なのかを検討したり、視聴率1%あたりの広告費をいくらにするかなど、スポンサー企業が納得いくような提案をすることがもとめられます。

時代の変化を受けやすい業界! テレビ局の動向を知ろう

次は業界の動向について解説していきます。

テレビ局は将来の動きを読みながら、さまざまなサービス展開をおこなっています。そのため、面接の場面で学生が動向について理解をしていると「この学生は私たちと同じ目線でテレビ業界の課題や動向をつかんでいるのだな」とポジティブな印象につながります。

動向への理解を深めて、他の応募者と一歩差をつけましょう。

動向①SNSなどの広告が急拡大! テレビ広告費削減が売上にも影響

キー局(日本テレビ・TBSテレビ・フジテレビジョン・テレビ東京・テレビ朝日)の売り上げ高の推移を見ると、2021年度は東京五輪・パラリンピックの開催などの影響もあり、ほとんどが前年度よりも売上が上がっていましたが、2018年〜2020年にかけては減少し続けていました。

その背景には、テレビ広告の売上高の減少があります。経済産業省「特定サービス産業動態調査」によると、2022年度のテレビ広告の売上高は1兆3,190億で2021年度のテレビ広告の売上高(1兆3,698億)と比べてわずかではあるものの減少しています。

長期的に見ても、テレビ広告の売上高がピークだった2016年の1兆5,440億円からゆるやかに減少し続けています。

テレビ広告が減少しているのは、スマートフォンなどの普及によってインターネット広告が急拡大していることが原因と考えられています。2022年には初めてインターネット広告がテレビ広告の売上高を抜いています。

動向②見たい番組を見たいときに! 動画配信サービスなどを展開

視聴者のテレビの試聴時間は減少している一方で、近年はスマホでの動画視聴時間が増えています。

このような背景から、テレビ広告よりもインターネット広告が主流になりつつあり、それによるテレビ業界への影響は厳しいものとなっています。

この状況を打開するためテレビ局では、番組をスマホで見ることができる動画配信サービスをスタートさせました。「TVer」というサービスを利用したことがあるという人もいるのではないでしょうか。

これは個人情報などの入力は不要で、広告付きの動画であることから利用するのに料金もかかりません。TVerはキー局が共同運営していますが、徐々に各テレビ局で定額制の動画配信サービスを展開するなどの動きも出てきています。

動向③放送事業以外も! 観光や都市開発事業などにも注力

動画配信サービスやネットの同時配信サービスをスタートさせることで、テレビ広告の売上減のカバーをしているものの、テレビ広告の売上が今後回復することは考えにくいため、テレビ局はさらに新しい事業の展開を始めています。

それは観光業や都市開発事業です。たとえばフジテレビジョンの親会社にあたるフジ・メディア・ホールディングスは、観光業などにも力を入れることで、営業利益を伸ばしています。

フジ・メディア・ホールディングスのグループ企業の一例

【就活情報編】就活に役立つ情報が満載! 気になるギモンも解決

ここからは就活に役立つ情報について解説していきます。テレビ業界は人気と言われているものの、実際どの程度人気があるのか、またその人気の秘訣や魅力についても紹介します。

人気と言われているけど実際は? テレビ局の倍率について紹介!

そもそも採用人数が少なく、キー局とよばれる5つのテレビ局は、毎年採用人数が30人前後です。TEBテレビフジテレビグループを例にとると、リクナビ2024のプレエントリー候補人数は25,000人を超えています。つまり倍率は800倍以上ということです。

一方、公共放送であるNHKの採用人数は200〜300名程度であり、キー局と比べると採用人数は多い傾向にあります。リクナビ2024によるとプレエントリー数も10,000人前後であることから倍率は30〜50倍です。

準キー局やローカル局はキー局と比べるとエントリー数は少なくなるものの、そもそも採用人数が10人前後と非常に少ないという特徴もあり、どのテレビ局も内定獲得までの道のりは厳しいといえますね。

だからこそテレビ局を目指すのであれば、入念な対策と早めの準備がもとめられるのです。

人気の秘密は一体何? テレビ局で働く魅力を大公開

倍率の高いテレビ局ですが、そもそもどうしてこんなに人気があるのでしょうか。ここからはテレビ局で働く魅力について詳しく解説していきます。

魅力①ときには社会を変える瞬間を作れる

テレビ局で働く大きな魅力のひとつが発信力や影響力。ときには社会を変えたり、感動を呼ぶ瞬間を作ることができます。

たとえば、2021年のパラリンピックでは、新種目であるバドミントンで日本人選手が活躍し注目を集めました。テレビで生中継することで、試合を観に行けない人にも試合の臨場感や感動を伝えることができるのです。

また、さまざまな社会問題などを扱うことで世間の注目を集め、ときには多くの人の意見を左右したり、政治を動かすきっかけとなることもあります。

このように、テレビは映像を通してたくさんの人に情報を伝える、影響力の大きい媒体だといえます。自分が制作にかかわった番組が実際に放送されて、多くの人に届くのはテレビ業界で働く大きな魅力のひとつといえるでしょう。

魅力②視聴者からの「おもしろかった」の声がうれしい

テレビ局の仕事は番組を1本作るまでの間に多くの人がかかわっています。そして、構成から企画、制作に至るまでさまざまな工夫や新しいチャレンジがなされています。その分、番組が放送されたときの反響は何よりうれしいものです。

番組が放送されていた時間帯にどの程度の人が見ていたかを表す視聴率やSNSでの反響は、テレビ局で働く人にとって大きなやりがいになるでしょう。

また、反響が大きければ大きいほど、さらに長い時間枠での番組制作や新しい企画にチャレンジできる機会も増えることが期待できます。

さまざまなテレビ番組がある中で、人気番組を作ることや番組を続かせることは大変ですが、その分反響があったときの感動はひとしおであり、テレビ局を目指す人の憧れとなっているのです。

あなたはいくつ当てはまる? テレビ局に向いている人

たくさんの魅力があり憧れを持ちやすいテレビ業界ですが、向いている人には一定の傾向があります。テレビ局への就職に興味がある人は、ここから解説する向いている人の特徴について理解を深めて、テレビ局を目指すかどうか考えてみてください。

①常に時代の最先端を追える? トレンドに敏感な人

情報を届けるテレビ局の仕事において、時代の流行に敏感であることがもとめられます。なぜなら、視聴者がすでに知っている情報を届けても、興味をもってもらえないからです。新鮮で最先端の情報を視聴者はもとめています。

そのため、常にインターネットやSNSなどから流行っているものをチェックする人や、新しいことを知るのが楽しいと感じる人は、テレビ局の仕事が向いていると考えられます。

②不規則な勤務時間になることも! 体力がある人

テレビ局の仕事は基本的にシフト勤務です。アナウンサーなどは担当している番組の放送時間によって勤務時間が変わるため、早朝や深夜の時間帯に働くことも想定しなければなりません。

また、技術職や番組制作など番組の出演がない職種であっても、放送日までに番組を完成し、納品するためには厳しいスケジュールの中で進めなければ間に合わないこともあります。

以上のことから、一般企業のように9〜18時の固定シフトで働きたい、土日祝日は必ずお休みしたい人には、テレビ局で働くことは合わない可能性が高いといえます。

③徹底したこだわりが心をつかむ一瞬を作る! 細部にも手を抜かない人

テレビ番組では一瞬の映像が人々の心をつかむときがあります。映像に限らず、ドラマであれば「セリフ」や「音楽」、報道番組ではどのような「言葉」を使うかによって、視聴者への伝わり方が変わってきます。

そのため、細部にまでこだわりを持って「良いものを作ろう」とする姿勢を崩さない人がテレビ局ではもとめられています。

よく聞かれる疑問を解決! テレビ局に有利なのは文系? 理系?

テレビ局は文系・理系問わず人気の高い業界です。活躍する職種も幅広いことから、文系・理系のどちらが就職に有利なのか疑問に思う人も多くいます。

ここからは、文系・理系のどちらが有利なのか、よくある疑問について解説していきます。

文系出身の方が多いと言われているが文系が有利とは限らない!

結論からお伝えすると、テレビ局の仕事に文系・理系はあまり関係がありません。

テレビ東京の2021年4月入社の新入社員の割合を見ると7割が文系出身ですが、これは新卒全体での文系割合が高いだけで、選考には文系・理系は関係ないといわれています。

大事なことは、自分が学んできたことや獲得してきたスキルをどのように伝えるかということなのです。

ただし、技術職などの専門的な職種はさまざまな機材を扱うことが多く、そのような場合は電子工学や機械工学といった工学系の学部出身者の方がよりアピールにつながるかもしれません。

大切なのは学生時代に学んだことをどのように活かすか

理系・文系は関係ありませんが、選考ではどうしてその大学に入学したいと考えたのか、どうしてその学部を専攻したのかを聞かれる可能性は十分にあります。また、学生時代に学んだことや得たスキルに関しても確認される可能性が高いでしょう。

つまり、学部自体は選考に影響することはありませんが「学生時代に学んだことをどのように入社後活かしていくのか」については、採用担当者が聞きたい部分であり、ここで説得力のある伝え方ができるかどうかは非常に重要になるということです。

ただし、学部は関係ないものの、学歴については「4年生大学もしくは大学院卒業見込み」が応募条件となっているテレビ局もあるため、事前のチェックは必要です。

職種によっては有利になるかも! テレビ局の就職に役立つ資格

テレビ局に就職するために絶対に取っておかなければならない資格はありませんが、職種によっては役立つ資格もあります。

ここからは職種別に役立つ資格について解説していきます。今から紹介する資格がある人は応募書類の資格・免許欄に記載することをおすすめです。

アナウンサーに有利な資格

まずはアナウンサーに有利な資格を紹介します。アナウンサーは言葉を扱う仕事なので、言葉に関係した資格の取得がおすすめです。

アナウンサー志望の人におすすめの資格

資格の取得ももちろん大切ですが、報道番組に携わる可能性も考え、一般常識や社会情勢、政治などの最新の知識を身に付けておく必要もあります。

技術職に有利な資格

技術職では専門的なスキルがもとめられるため、専門学校の卒業などが応募条件となっている可能性があることを前提に、技術職志望の人向けにおすすめの資格を紹介します。

技術職志望の人におすすめの資格

新卒はポテンシャル採用といわれていますが、技術職ではほかの職種に比べて専門的なスキルが重要視される傾向にあり、資格や経験が選考の場面で武器になります。

【就活対策編】志望動機例文付き! 学年別の対策方法をまるっと解説

ここまでテレビ業界の特徴や就活に役立つ情報を解説してきました。いよいよここからは実際の就活の進め方について解説します。

テレビ局の選考は早期に始まることや選考回数が多いことが特徴として挙げられます。それに加えて倍率も高いことから、入念な準備を初期段階で進める必要があるのです。

【大学1・2年生】テレビ局は狭き門だからこそ! 今やっておくべきこと

まずは大学1年生〜2年生の時期にやっておくと良いことについて解説していきます。テレビ局は解説してきたとおり狭き門なので、できるだけ早く動き出すことがおすすめです。

まずは現場を経験してみよう! テレビ局でアルバイトをする

大学1年生〜2年生の時期におすすめなのがテレビ局でのアルバイトです。

早い段階から現場を知れることがアルバイトをするメリットです。また、アルバイトを経験することで本当にテレビ局での仕事が自分に合っているかどうかも確認できたり、選考時にアルバイトを通して学んだことを伝えてアピールできるかもしれません。

テレビ局のアルバイトは求人サイトや企業のHPに掲載されています。面接では「志望理由」「好きなテレビ番組」「勤務可能時間」などを聞かれることが多く、職種によってはPCスキルや画像編集ソフトが使えるかどうかを聞かれることもあります。

仕事内容も応募する職種によって異なりますが、たとえばアシスタントディレクターであれば番組で使う資料のコピーや配布、原稿のチェック、電話対応などが主な仕事内容です。

そのほかにもカメラマンや美術スタッフのアシスタントなどは、補佐的なポジションとしてですが、プロの仕事を間近で見れて、さらに実際に仕事経験できるチャンスがあるためぜひチャレンジしてみてくださいね。

就活で忙しくなる前に! 学年不問のインターンに参加する

また、アルバイトと同様に学年不問のインターンシップの募集がされている場合もあるので、こちらも積極的に申し込むことをおすすめします。テレビ番組制作の裏側を知れることはもちろん、さまざまなインターンに応募することで、選考に慣れることもできます。

たとえインターンの選考であっても、その経験は本選考の場面で必ず活かせます。今までアルバイトなどでも面接経験がまったくない人は、選考に慣れるためにも1・2年生のうちにたくさんのインターンに挑戦してみてください。

キー局のインターンは夏と冬に実施されることが多いです。長期休みを利用して参加すると良いでしょう。インターンの選考フローは以下を参考にしてみてくださいね。

  1. インターンに申し込みが開始される
  2. 申し込み開始から約1カ月後までに応募書類や動画を提出する
  3. 応募書類の締め切りから約1カ月間で面接をおこない結果が通知される
  4. 申し込みから約2カ月後インターンが実施される

【大学3年生】テレビ局就職を目指すなら大学3年生の時期が超重要!

ここからは大学3年生の就活の進め方について解説していきます。早期選考の傾向にあるテレビ局の就活は、この3年生の時期にどれだけ進められるかが鍵となっているので、春からどんどん就活準備を進めていきましょう。

春|早めの準備がカギ! 自己分析や業界研究を進める

大学3年生になったらまずは業界研究や自己分析をすることから始めてみてください。この記事で業界の概要や大体の特徴はつかめたかもしれませんが、自分が特に興味をもったテレビ局や職種についてさらに深く研究することが大切です。

入念に業界研究をすることで、選考時に業界に関するあらゆる質問に答えやすくなり、それらが答えられると「よく研究してきているから志望度も高いのだろう」と採用担当者に熱意を伝えることができます。

また、併せておこなってほしいのが自己分析です。自己分析とは自分の人生を客観的に振り返り、過去の出来事から自分の得意なことややりがいを感じること、自分の強みなどを分析することです。

自己分析をすることでまずは自分の強みを知り、その強みを最大限活かせるテレビ局はどこかを見つけていってくださいね。

夏|インターンに挑戦! 仕事への理解を深める

大学3年生の夏はインターンに挑戦し、仕事への理解を深めることをおすすめします。夏期インターンは5〜9月にかけて実施されます。参加希望の職種によっては5月に開催されるものもあり、早めの準備が大切ですよ。

インターンの情報は企業のHPやマイナビリクナビなどから集め、そのままエントリーまで進めてください。先述したとおり、インターン選考はその後応募書類の提出や動画選考があり、面接選考、結果通知、インターン説明会、インターン開始と進んでいきます。

動画選考では、30秒〜3分程度の自己紹介および自己PR動画の提出をもとめられることが多い傾向にあります。動画選考では、原稿をしっかり用意したり、スケッチブックなどにアピールポイントを書き込んでフリップとして使うなどの工夫をすることがおすすめです。

また、読むスピードや表情などを家族や友人、大学のキャリアセンターの人などに見てもらい、アドバイスをもらうなど第三者の視点も取り入れて対策を進めると良いでしょう。

秋|選考間近! 書類選考や面接の対策を進める

自己分析や業界研究、インターンで得た情報や経験をもとに秋には書類選考や面接の対策を進めていきます。キー局のエントリーは12〜1月にかけて開始されます。企業や職種によっては前後するため、事前に情報を収集しながら対策を進めることをおすすめします。

まずは書類選考の対策を進めましょう。書類選考は最初の選考となるケースが多く、つまり書類選考を通過しなければ、採用担当者に会ってもらうことすら難しくなる可能性が高くなるのです。

書類選考では書類の見やすさはもちろん、内容もしっかり練る必要があります。「インターネットやSNSなどが普及している中で、どうしてテレビ業界にかかわりたいのか」「数あるテレビ局の中でなぜ応募したの」かという点を明記することがポイントです。

面接対策では応募書類に書いた内容をより深掘りして考え、何を聞かれても答えられるように準備をすることが大切です。また、書類選考対策と同様、そのテレビ局でなくてはならない理由を伝えることに注力してください。

冬|キー局のエントリーを開始! 本格的に就活が始まる

12〜1月にかけてキー局のエントリーがいよいよ開始されます。ESの締切などは手帳に記載したり、カレンダーアプリを利用して1週間前にリマインド通知をするなど、忘れないように工夫をすることがおすすめです。

本格的に就活が始まるとスケジュールの管理が難しくなります。就活ノートを作るなどして管理方法について事前に考えておきましょう。

【大学4年生】情報収集と的を絞った対策がカギ!

大学3年生の冬から本格的な就活がスタートします。選考時期が早いテレビ業界ですが、たとえ就活が上手くいかなかったとしても、大学4年生の秋には後期採用のチャンスもあるので諦めるのはもったいないです。

春〜夏|公共放送局のエントリースタート! 選考に備えて対策をする

大学4年生の3月頃から公共放送のエントリーが開始され、4月上旬頃までがエントリー期間です。そして、6月頃から一次選考が開始されます。キー局と比べると採用人数も多く倍率も低いため、しっかりと準備すればチャンスをつかめる可能性は高いです。

選考の場面では、社会問題などについて聞かれたり、最近のニュースについての意見をもとめられることがあります。日頃からニュースや新聞などから情報収集をしておくことをおすすめします。

秋〜冬|諦めるのはまだ早い! 後期採用にチャレンジする

ときには何百倍もの倍率となるテレビ局採用。万が一就活が上手くいかなくても、後期採用をおこなう企業もあるため、情報収集は欠かさずおこなうことが大切です。

後期採用のエントリーや応募書類の提出締切は6月頃となっている企業が多いです。職種によっても時期が異なるため、事前にチェックして諦めずに対策を進めてみてください。

ここだけは押さえて! テレビ局就活ならではの4つの特徴を解説

ここからは、テレビ局就活ならではの特徴について紹介したいと思います。就活対策をする前に特徴をつかんでおくと、より効率的に進めることができますよ。

特徴①選考開始が早い傾向! 特にアナウンサー職の締切には注意しよう

もともと選考時期が早いと言われているテレビ局採用ですが、その中でもアナウンサー職のエントリーは早いため、職種で迷っている人は大学2年生の段階には職種をある程度絞る必要があります。

企業によっては採用に関する情報を案内する公式InstagramやX(旧Twitter)などのSNSを開設している場合があるので、日々チェックをすることをおすすめします。

この公式SNSでは、実際に採用された新入社員の紹介や現役社員が何をやりがいとして仕事をしているかなどを発信しているので、情報取集に役立ててみてくださいね。

特徴②短い期間で選考回数が多い! 体調管理はしっかりしよう

テレビ局就活は短期間で選考回数が多いという特徴があります。5〜6回の面接が多いですが、多くて8次面接まであるような企業もあるようです。以下に選考フローの例を記載するので参考にしてみてくださいね。

  1. ESおよび動画の提出
  2. 適性検査
  3. 1次面接
  4. 筆記試験
  5. 2次面接
  6. グループディスカッション
  7. 3次面接
  8. 最終面接

以上のように選考回数がとにかく多いため、体調管理にはもっとも気を遣いながら対策を進めましょう。

また、選考回数が多いからこそ注意してほしいポイントが「回答の一貫性」です。ほかの企業も同時並行で進めていると、自分がどの企業に何を伝えたのかわからなくなってしまうこともありますよね。

面接後はすぐに聞かれた質問と答えた内容をメモし、次の選考で聞かれたときにも回答が矛盾しないように一貫性のある回答を心掛けてください。

特徴③企業独自の筆記試験があることも! 対策は入念におこなおう

適性検査ではSPIが出題される傾向にあります。内容は言語問題・非言語問題・性格検査です。難易度は中学〜高校レベルと決してレベルが高いわけではありませんが、問題形式に慣れていないとつまづいてしまう可能性があるため、対策本などで何度か練習問題を解くことをおすすめします。

おすすめの対策本

筆記試験については企業独自で作成している傾向にあります。就活サイトなどの口コミにどのような問題が過去に出題されているのか確認できることもあるので、事前にチェックしてみてください。

出題可能性のある分野を以下に記載するので確認しておきましょう。

筆記試験で出題可能性のある問題

特徴④動画選考があるところも! 自分らしさを伝えよう

テレビ局の選考では応募書類とともに動画の提出をもとめられることがあります。動画選考と呼ばれるもので、あらかじめ設定された質問に対しての回答を動画で伝えるという選考方法です。

撮影する内容は自己PRであることが多く、時間は1〜3分程度に制限される傾向にあります。

以下に撮影するときのポイントを記載するので、ぜひ参考にしてください。

制限時間と文字数の目安

撮影時のポイント

撮影時の注意点

また、ほかの学生と差をつけるコツとして、フリップにアピールポイントを記載して持ちながら話したり、過去のエピソードをより強調させるもの(賞状やトロフィー、ユニフォームなど)があれば用意するとさらに説得力が増すでしょう。

厳選例文10選! テレビ局別&職種別の志望動機例文を大公開!

最後に志望動機例文を10選紹介します。

テレビ局別と職種別に分けて紹介するので、自分の志望先に合わせて参考にしてみてください。

テレビ局別の志望動機例文5選

公共放送、キー局、準キー局、ローカル局、独立U局の志望動機例文を紹介します。記事の中でテレビ局それぞれの特徴を紹介しました。テレビ局ごとの特徴を改めて確認してから志望動機例文を読むことで、さらに理解を深めることができます。

①公共放送

例文

私は公共放送のアナウンサーとして、高品質な番組制作に貢献し、視聴者に価値ある情報と感動を提供したいと思い、志望しました。

幼少期から放送業界に憧れを抱き、学生時代から声の表現やパフォーマンスに取り組んできました。特に貴局でのインターンシップ経験を通じて、放送業界は報道、文化・教育番組の提供など、多岐にわたる役割を担っていることを実感しました。

公共放送は公共の利益と視聴者の利益を最優先に考え、公正で信頼性の高い番組を提供しており、多様な視聴者層に対して情報を届けられることが、私の志向と一致します。

貴局に入社後は、公共放送の理念に基づき、バラエティ番組から報道番組まで幅広いジャンルの番組に挑戦したいです。その中で必要な知識を深めていきたいと考えています。また、新たなメディアの進化にも対応し、デジタルコンテンツやSNSを活用した情報発信にも積極的に取り組むなど、社会に貢献できる存在になることを目指します。

②キー局

例文

私は貴局の番組制作に携わり、視聴者に感動や興奮を与える番組を生み出したいと考え、志望しました。

私は幼少期からテレビ番組に魅了され、学生時代には映像制作の実践経験を積む中で、番組制作の裏側に強い関心を抱くようになりました。番組制作は視聴者の心を揺さぶり、社会にインパクトを与える力があります。だからこそ、視聴者の声や反応をしっかりと番組に反映し、より魅力的なコンテンツを生み出し続ける必要があると考えています。

貴局は緻密な企画力や高い制作技術、豊富な人材ネットワークなど、多くのリソースを活かすことで、私の理想とする刺激や感動を届ける番組を量産されています。入社後はさまざまなジャンルの番組制作に携わり、コンテンツの企画から撮影・編集、演出まで幅広いスキルを磨くことで、視聴者に感動や興奮を与える作品を生み出すことを目指したいです。

③準キー局

例文

私は貴局の営業職に就き、優れた番組の広告販売やスポンサーシップの獲得により、局の成長とクライアントのビジネス成果に貢献したいと考え、志望しました。

私はビジネスとメディアの両方に強い興味を抱いており、広告業界でのインターンシップやプロジェクトの参加を通じて、クライアントのニーズを理解し、効果的なビジネス提案をおこなうスキルが身に付いたと感じています。

営業職は、広告主やスポンサーとの関係構築やビジネスチャンスの発掘、マーケット動向の把握がもとめられますが、私はクライアントのニーズを的確に把握することでWin-Winの関係を築くことを目指します。

特に貴局は地域に根ざした番組を提供し、視聴者との強い結びつきを持っています。また、地域の企業や地元のブランドとの連携を強化することで、地域経済の活性化やブランド価値の向上に多大な影響力を与えています。

入社後は、現場での経験を積みながら営業スキルを磨き、広告販売やスポンサーシップの成果を拡大することに注力します。さらに、デジタル広告など新たなビジネスモデルの開拓にも取り組みたいと考えています。

④ローカル局

例文

私は貴局の記者職に就き、地域の情報を伝える使命感と報道の力で、生まれ育った地元に恩返ししたいと考えています。

私は幼少期から貴局の番組に慣れ親しんでおり、中でも「〇〇」という報道番組で流れた映像が当時の私に衝撃を与え、今でも私の生きる指針として根付いています。それ以来、情報を伝える役割に強い魅力を感じています。学生時代にはインターンシップや地域のイベントの取材経験を通じて、地域の出来事や問題をリアルタイムで報道し、人々に情報を提供することの大切さを身にしみて感じました。

特に、貴局は地域に密着した報道により、大手メディアではカバーしきれない地域の情報や声を届けています。

入社後は、地元の出来事や問題を深く掘り下げ、関係者のインタビューや取材を通じて、迅速かつ正確な報道をおこないます。また、地域の特性や文化を慮り、視聴者に感動や共感を与えるようなストーリーテリングを心掛けたいと考えています。

⑤独立U局

例文

私が貴局を志望する理由は、クリエイティブなアイデアとストーリーテリングを駆使して、自主制作による地域密着型の番組で視聴者に感動と喜びの渦を巻き起こしたいからです。

私は地元から大学時代に移り住み、初めて貴局の番組を見た瞬間に、ネットワークに縛られない自由な番組制作に新鮮な感覚を覚えました。それ以来、貴局のファンになりました。貴局は、ほかの放送局にはない独自色や新たな視点、斬新なアイディアを発揮することで、視聴者にとってなくてはならない魅力的なコンテンツを提供していると考えています。

今度は私が作る側の立場になって、視聴者の興味やニーズにフォーカスしながら、感動や喜びを与えるストーリーテリングを追求し、地域住民から重宝される番組づくりに邁進したいです。

職種別の志望動機例文5選

最後に職種にわけて、アナウンサー、番組制作、技術職、営業職、記者それぞれの志望動機例文を紹介します。

応募を考えている職種の志望動機例文を参考にしてみてください。また、番組はたくさんの人の手が加わることで出来上がります。そのため、応募職種以外の職種の役割を知ることも大切です。

①アナウンサー

例文

私は情報を伝える力と人々に感動や喜びを与える力を活かし、社会に貢献したいと考え、アナウンサー職を志望します。

私は幼い頃からテレビ番組に親しみながら、特にアナウンサーの存在に憧れを抱き、情報を伝える仕事に興味を持ち始めました。そのため、学生時代は放送部で活動し、アナウンス技術や、状況によって切り分ける声の表現力を磨きました。そして、瞬時に正確かつ魅力的に伝えるためには、幅広い知識や深い洞察力も必要であると実感しました。

貴局の番組は視聴者に感動や喜びを提供し、時に社会に対して問題提起をおこなう独自性があります。また、貴局のアナウンサーは優れた伝達力と柔軟性を兼ね備えており、多様なジャンルで活躍されています。私も幅広いジャンルで活躍できるよう、さらに自身のスキルを高め、成長していきたいと考えています。

入社後は視聴者に愛されるアナウンサーとして、情報を正確かつ分かりやすく伝えつつ、自身の声や表現力を磨いて視聴者の記憶に残る番組制作にかかわりたいと思います。また、社会の変化に合わせた新たなメディアやプラットフォームでの情報発信にも挑戦し、多くの人々に影響を与えるアナウンサーを目指します。

②番組制作

例文

私はクリエイティブなチームで、視聴者に感動や喜びを提供する番組制作に携わりたいと考えています。

私は幼少期からテレビ番組に触れることで、創造力やストーリーテリングの力に興味を持ちました。学生時代には映像制作部に所属し、撮影や編集の経験を通じて、情報やエンターテイメントを織り交ぜた番組を制作することが、視聴者の心に深い共感を生み出せることを学びました。

貴局は独自の番組制作の手法と確かなクオリティで、視聴者に感動や喜びを提供するだけでなく、時に社会的な問題を取り上げるなど、視聴者との共感を生む意義ある番組を作り出しています。

入社後は貴局の番組制作チームで、現在の社会情勢や視聴者のニーズを的確に捉え、時事性の高いテーマや社会的なメッセージを盛り込んだ番組制作に挑戦したいと思っています。また、多様な視聴者層がアクセス可能なメディアでの番組制作にも積極的に取り組み、視聴者とのコミュニケーションをより強化したいです。

③技術職

例文

私は最新技術を駆使し、高品質なテレビ番組の制作に携わりたいと考えています。

幼少期からテクノロジーに興味を持ち、学生時代には情報工学を専攻しました。さまざまなプロジェクトや実習を通じて、最新の映像技術を習得し、クオリティの高い映像表現や効率的な制作プロセスを実現することの重要性を実感しました。また、技術の発展は視聴者の視聴体験を向上させ、新たな表現の可能性を切り拓くことも可能です。

貴局は4Kや8Kの高解像度映像、バーチャルリアリティや拡張現実の活用など、最先端の技術を駆使した番組制作に積極的に取り組んでいます。入社後は貴局の技術チームに参加し、最新の技術を駆使して番組制作にかかわることで、視聴者にとってより魅力的な映像体験を提供したいと考えています。また、将来的にはテクノロジーと映像の融合が進む新たなメディアの発展にも対応し、貴局のリーディングカンパニーとしての地位を確立したいと思っています。

④営業職

例文

私は魅力的な番組を広く視聴者に届けるために、貴局の番組や広告枠の販売に携わり、メディアビジネスの成長に貢献したいと考えています。

私は学生時代から経済学や経営学に興味があり、ビジネスに直結した知識を身に付ける中で、特にテレビ番組が広告やスポンサーシップによって成り立っていることに興味を抱き、その一翼を担う営業職を目指すことを決めました。

貴局は幅広いジャンルの人気番組や高視聴率の特別番組を展開しており、クライアントのニーズを的確に把握したオーダーメイドの広告ソリューションを提供されていると強く感じています。

入社後はクライアントとの関係を築きながら、優れた番組と効果的な広告のマッチングの実現に情熱を注ぎたいです。また、市場や視聴者の嗜好の変化に敏感に対応し、デジタルメディアの新たなプラットフォームを活用したマーケティング手法にも挑戦したいと考えています。

⑤記者

例文

私は情報発信の力で社会に貢献したいと考え、貴局の記者を志望します。

私は幼少期から報道やジャーナリズムに興味を持ち、学生時代には新聞部やメディア関連のインターンシップに参加していました。取材や記事執筆の経験を通じて社会の動きや人々の声を伝える役割に喜びとやりがいを感じています。また、インターンシップを経験する中で、情報のスピードがもとめられる現代社会においても、正確かつ迅速に情報を提供し、視聴者に価値ある情報を届けることが使命だとも感じました。

貴局は独自の取材力と信頼性のある報道を特徴とし、多岐にわたるジャンルのニュースに対応しています。現場での取材やインタビューに力を入れている点にも感銘を受けました。入社後は貴局の記者として、公正で信頼性のある報道を追求し続け、調査報道や独自の視点からの記事執筆に取り組みたいと考えています。また、テクノロジーの進化にも対応し、デジタルメディアを活用した多様な報道手法にも挑戦していきたいです。

早期対策が肝! テレビ局就職ならではの特徴をつかんで内定に一直線

その仕事内容や求められる資質、高い学生人気などから、テレビ局の就職には他の業界とは違った特徴があります。

ここまで解説した内容を元に、テレビ局だからこそ求められるポイントを押さえて対策することで、テレビ局への就職を叶えましょう。