転職サイト・エージェントは複数あり、サービスによって特徴や求人数などが異なります。しかし「複数登録するのは面倒くさい」「メールの連絡がうるさいのでは?」などの不安もあることでしょう。
本記事では、転職サイト・エージェントを使うメリットを紹介した後、サービスを選ぶ際の5つのコツを紹介します。
また、IT業界での転職を考えている方におすすめの、9社のサービスについても詳しく紹介します。利用するサービスを決められず困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
IT転職サイト・エージェントを使うメリット
IT転職において転職サイト・エージェントを使うメリットとしては下記のようなものがあります。
- 非公開求人に応募できる
- 経歴・資格などで細かく検索できる
- エージェント型は手厚いサポートが受けられる
- 仕事を続けながら効率的に転職活動できる
- 自分の市場価値を客観的に判断できる
それぞれについて、以下で詳しく紹介します。
1.非公開求人に応募できる
1つ目のメリットは、非公開求人に応募できるという点です。
非公開求人とは、ハローワークや一般求人誌などには掲載されていない求人のことを指します。
企業側は一般には公開していない求人を、特定の転職サイト・エージェントのみで掲載していることがあり、理由としては下記のようなものが挙げられます。
- 一般募集すると応募が殺到するため
- 競合他社に求人状況を知られたくないため
- 短期間かつ少人数のみ採用を考えているため
- 条件にマッチする適切な人材のみを集めたいため
つまり、IT転職サイト・エージェントを利用すると、普通では見つけられないレアな求人を見つけられる可能性が高くなるということです。
中には特定の転職サイト・エージェントのみに掲載している「独占求人」などもあります。
一般求人よりも選択肢の幅が広がるうえ、運がよければ条件の良い非公開求人を見つけられることもあるのは転職サイト・エージェントのメリットと言えるでしょう。
2.経歴・資格などで細かく検索できる
2つ目のメリットは、経歴や資格といった自分の情報にマッチした求人を探すことが簡単な点です。
転職サイト・エージェントの多くでは、自分が求める条件に合う転職先を感覚的に探すことができます。
例えば、下記のような情報を入力すると、その条件にマッチする求人や、そのような人材を求めている求人が一覧としてヒットします。
- 希望する勤務形態
- 希望する勤務地
- 希望する年収
- 自分のスキル
- 職務経歴
- 所有資格
利用する転職サイト・エージェントによって検索項目に多少違いはあるものの、求人誌などを使って自分で探すよりも素早く、かつ正確に自分が求める求人を見つけやすいでしょう。
特に、転職活動を手伝ってくれるエージェントが在籍するタイプの転職サイトを一般的に「転職エージェント」と呼びます。そのようなサイトであれば自分が希望する内容を入力しておくとエージェントがその希望に合った求人を紹介してくれるためさらに便利です。
3.エージェント型は手厚いサポートが受けられる
3つ目のメリットは、前述のエージェント型の転職サイトでは手厚いサポートが受けられる点です。
掲載されている求人の中から自分で転職先を見つけ出し、応募、面接時期などの調整も自分で行うタイプのサイトを一般的に「転職サイト」と呼びます。
一方で、登録した利用者の情報や希望条件などからエージェントが求人を探し、応募するにあたってさまざまなサポートをしてくれるタイプのサイトを「転職エージェント」と呼びます。
転職エージェントで利用できるサポートサービスはサイトによって異なりますが、主に下記のようなものが一般的です。
- 条件にマッチする求人の紹介
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- 面接日時の調整
- 勤務条件(給与や休日数、入社日など)の交渉
- 転職後のアフターサポート
中には転職先が決められない人への自己分析や、将来を見据えたキャリアパスを構築するほか、気になる企業への職場見学を仲介してくれるような転職エージェントもあります。
初めて転職する方や、効率的かつ転職の成功率を上げたい方は転職エージェントの活用がおすすめです。
4.仕事を続けながら効率的に転職活動できる
4つ目のメリットは、現在の仕事を続けながらも効率的に転職活動ができる点です。
特に前述した転職エージェントは「働きながら転職活動をしたい」という方にとっては便利なサービスです。
転職するにあたって、収入がなくなる不安や転職先が決まらなかった場合のリスクなどから「転職先が決まってからでないと、今の仕事を辞めたくない」と考えている人も多いのではないでしょうか。
転職エージェントは、登録した希望条件に近い求人をエージェントが紹介してくれるほか、さまざまなサポートを受けられます。仕事を続けながらでも、効率的に転職活動ができますよ。
もちろん自分一人で転職活動を行うことも不可能ではないですが、求人を一つひとつチェックしたり、入社面談の日程調整の取り付けを自分でしたりといった手間がかかります。
その結果、現在の仕事やプライベート、転職活動などが重なり時間的余裕がなくなってしまうことも。すべてが中途半端になる可能性があるため、注意しましょう。
仕事を続けながら転職活動を続けるのであれば転職エージェントをうまく活用するのがおすすめです。
5.自分の市場価値を客観的に判断できる
5つ目は、転職サイト・エージェントを活用することで自分の市場価値を客観的に判断できる点です。
一つの会社に長く勤めていると、その会社でのポジションや年収が当たり前になるため、自分の市場価値を把握しにくくなります。
しかし、転職サイト・エージェントに自分の資格やスキル、職務経歴などを入力すると、その人に合った年収帯や役職の求人がヒットします。それにより、客観的に市場における自分の価値を知ることができるでしょう。
今より良い転職先が多くある場合もあれば、今の職場が高待遇であるとわかる場合もあります。
能力・スキルを棚卸ししてくれるエージェントタイプの転職サイトでは、ヒアリングなどによっての自分の強みや弱みなどが見えてくることも。
このように市場価値を客観的に判断できるのは、転職サイト・エージェントを利用するメリットの一つと言えるでしょう。
2030年にはIT人材が約79万人不足すると予測されている
経済産業省の発表によると、2030年にはIT人材が約79万人不足すると予測されています。
ITスキルを身に着けておくことで、市場価値の高い人材になれると言えますね。
IT転職サイト・エージェントの選び方のポイント5つ
IT転職において転職サイト・エージェントは複数あるため「どれに登録すれば良いかわからない」と混乱する人もいると思います。
転職サイト・エージェントを選ぶ際には下記のポイントを意識すると選びやすくなるためおすすめです。
- 求人の多さで選ぶ
- 求人の質で選ぶ
- 特化型の転職サイトを選ぶ
- エージェント型の転職サイトを選ぶ
- 2つ以上の転職サイト・エージェントに登録する
それぞれについて、以下で詳しく紹介します。
求人数の多さで選ぶ
1つ目のポイントは、掲載されている求人数の多さです。
求人数の多さは転職者にとって選択肢の幅となるため、多ければ多いほど自分の条件にマッチした転職先を見つけやすいという指標になります。
求人数を公開しているサイトもあれば、公開していないサイトもあるため判断が難しいこともありますが、一般的に知名度が高いサイトは利用しているユーザーも多く求人数も多い傾向に。
転職サイト・エージェントは複数登録しても問題ないため、知名度が高い転職サイトを2〜3つ登録しておくと良いでしょう。
求人の質で選ぶ
2つ目のポイントは、求人の質です。
「求人の多さ」も大切ですが、合わせてチェックしておきたいのが「求人の質」です。例えば、転職サイト・エージェントに掲載されている求人の中には、下記のような企業が含まれることも考えられます。
- 条件と違う内容で契約させられた
- 時間外労働が多いブラック企業だった
- ワンマン経営の社長だった
- 職場の人間関係が最悪だった
上記のような企業にあたると「転職しなければよかった」と後悔する可能性も。
表面的には見えない求人の質については視覚的に分からず、判断がつきにくいと思います。そのため、質を判断する材料として下記のような点をチェックしましょう。
- 求人の質における評判
- エージェントの質における評判
- 転職先として考えている企業の評判
ネットで検索すれば、転職サイト・エージェントの評判や、企業の口コミなどがヒットするため、自分でよくチェックしてくださいね。
特に転職エージェントでは、条件と異なる求人や、ブラック企業の求人を進めてくるエージェントが在籍していると「このサイトのエージェントは酷い」といったレビューも目にするでしょう。
すべてを鵜呑みにしてはいけませんが、ある程度信頼できる転職サイト・エージェントを利用するのがベターです。
特化型の転職サイトを選ぶ
3つ目は、IT転職に特化した転職サイト・エージェントを選ぶことです。
転職サイト・エージェントには大きく分けて「総合型」と「特化型」の2つがあります。
「総合型」とは、さまざまな職種・業種の求人が掲載されているサイトで、転職先の分野が決まっていない人や、別職種・業種に転職しようと考えている人におすすめのサイトです。
一方で「特化型」とは、特定の職種・業種の求人が掲載されているサイトで、転職先の分野がある程度絞られている人にぴったり。
IT業界での転職を考えているのであれば、IT業界に特化した転職サイト・エージェントを選びましょう。
主なメリットとしては下記のような点が挙げられます。
- IT業界に絞って転職先を見つけやすい
- エージェント型だとIT業界に詳しいエージェントが在籍している
- エージェント型だとIT業界に特化した面接対策などをしてくれる
- 優秀なIT人材を求めるホワイトな求人が集まりやすい
すでにIT業界での転職を決めているのであれば、IT業界に特化した転職サイト・エージェントがおすすめです。
エージェント型の転職サイトを選ぶ
4つ目のポイントは、エージェント型の転職サイトを選ぶという点です。
「転職活動はすべて自分で行いたい」など特別なこだわりがない限り、エージェント型の転職サイトを選びましょう。
転職エージェントは、条件にマッチする求人の提案や、手厚い転職サポート、応募企業への条件交渉など、サポートが充実。転職活動を効率的に進められるため、デメリットはほとんどありません。
なお、エージェント型の転職サイトは、掲載企業に人材を紹介することで企業側から報酬をもらっているため、利用者は無料で使うことができます。
2つ以上の転職サイト・エージェントに登録する
5つ目のポイントは、2つ以上の転職サイト・エージェントに登録するという点です。
転職サイト・エージェントは複数登録しても問題ありません。複数登録すれば、下記のようなメリットがあります。
- より多くの求人から転職先を探せる
- 条件に合った求人を見つけられるスピードが速くなる可能性がある
- 多くのサイトの非公開・独占求人が選択肢に入る
- 求人の質やエージェントの質を比較できる
閲覧できる求人が多いと混乱したり、求人紹介の連絡が多くなってしまうなどのデメリットはあります。
しかし、少しでも転職の成功率を上げたい人や、納得する転職がしたい人は、できるだけ選択肢が増えるように2つ以上の転職サイト・エージェントを利用しましょう。
おすすめIT転職サイト・エージェント9選
IT転職を考えている方におすすめの転職サイト・エージェントは下記のとおりです。
- レバテックキャリア
- 転職ドラフト
- Tech Stars Agent
- GEEK JOB
- アクシスコンサルティング
- レバテックルーキー
- マイナビITエージェント
- IT求人ナビ
- コードキャンプゲート
ここで紹介するのは、すべて書類添削や面接対策などの転職サポートがある「エージェント型(転職エージェント)」であり、IT業界への転職に特化したサービスです。
少しでも満足の行く転職をしたい人、IT転職で後悔したくない人は、紹介するサイトを参考にしてくださいね。
レバテックキャリア
求人数 | 24,000件以上 |
---|---|
エージェントの有無 | あり |
スカウトの有無 | なし |
総合型or特化型 | 特化型 |
特徴 | ・首都圏での面談サービスあり ・転職成功率96% ・5人に4人が年収アップ |
レバテックキャリアはIT・WEB系のエンジニア・クリエイター転職に特化したサービスです。
高い内定率と、入社前に企業の内情を知れる点が特徴。
IT領域に特化したアドバイザーによる、オンラインのカウンセリング、LINEでの相談、書類添削・面接対策、面接日の調整など、手厚いサポートも魅力的といえます。
求人数24,000件以上といった多くの求人の中から探せるため、まず登録しておいて損のないサービスでしょう。
転職ドラフト
求人数 | 非公開 |
---|---|
エージェントの有無 | あり |
スカウトの有無 | あり |
総合型or特化型 | 特化型 |
特徴 | 転職者の93.8%が平均年収アップ |
転職ドラフトは登録した経験やスキルをもとに、企業側が指名を行う「競争入札型転職サービス」です。
一般的に、登録した経歴や資格をもとに企業側からオファーがくる転職サイトを「スカウト型」と呼びますが、転職ドラフトもその一種といえるでしょう。
ただスカウトがくるだけではなく、運営チームが登録にあたってのレジュメについてアドバイスをしてくれるため、企業側へ自分の市場価値をうまくアピールできることが期待できます。
基本的にオファーを待つだけなので「取りあえず登録しておく」という使い方もおすすめなサービスです。
Tech Stars Agent(テックスタートエージェント)
求人数 | 非公開 |
---|---|
エージェントの有無 | あり |
スカウトの有無 | なし |
総合型or特化型 | 特化型 |
特徴 | ・入社後短期離職率1%以下 ・コンサルタントは業界経験者のみ |
Tech Stars AgentはIT、WEB、ゲーム業界のエンジニアに特化した転職エージェントです。
取引社数が783社あるほか、入社後短期離職率1%以下という実績があります。エージェントが紹介する求人のミスマッチが少ないと分かりますね。
さらに、転職をサポートしてくれるコンサルタントは、元ITエンジニア、元ゲーム企業人事、IT会社役員、大手人材エージェントといった業界経験者のみ。転職にあたっての専門的なアドバイスも期待できます。
マッチング精度の高さを求めている人は、ぜひ利用してみてください。
GEEK JOB(ギークジョブ)
求人数 | 500社以上の求人 |
---|---|
エージェントの有無 | あり |
スカウトの有無 | なし |
総合型or特化型 | 特化型 |
特徴 | ・受講料0円でプログラミングが学べる ・学習から転職支援まですべてオンライン完結 ・転職成功率97.8% |
GEEK JOBはプログラミング未経験の方が0円で学べ、修了後は転職支援まで行ってくれるサービスです。
就職支援による成功報酬を企業側からもらっているため、0円でプログラミングを学べる点が大きな特徴。
なお、全くプログラミング未経験の場合、およそ3ヵ月の学習の後転職支援を受けられるとしています。
プログラミング学習はすべてオンライン上で行われるため、仕事をしながらでも利用しやすいでしょう。「全く未経験でIT業界へ就職・転職したい」という人におすすめのサービスです。
アクシスコンサルティング
求人数 | 非公開 |
---|---|
エージェントの有無 | あり |
スカウトの有無 | なし |
総合型or特化型 | 特化型 |
特徴 | ・求人のうち77%は非公開求人 ・20年間で85,000人の転職支援実績あり ・転職に合わせて独立支援もあり |
アクシスコンサルティングはIT業界転職の中でもコンサルティングファームやポストコンサル、フリーランスでの独立に特化したサービスです。
現役のITコンサルタントの人や、コンサルタントへのキャリアアップ、フリーランスでの独立を目指している人はアクシスコンサルティングに登録すると良いでしょう。
求人のうち77%は一般には求人を応募していない非公開求人となっているため「レアな求人を見つけたい」という人にもおすすめのサービスです。
レバテックルーキー
求人数 | 非公開 |
---|---|
エージェントの有無 | あり |
スカウトの有無 | なし |
総合型or特化型 | 特化型 |
特徴 | ・新卒エンジニア就活に特化 ・優良ベンチャー企業の紹介に強い ・1対1でエンジニア就活のプロに相談できる |
レバテックルーキーは「レバテックキャリア」と同系列のサービスで、新卒エンジニアの就活に特化したサービスです。
2024年8月時点では25年卒、26年卒、27年卒の人が利用できます。そのため、「転職」ではなく「卒業後にIT業界へ就職したい」という人におすすめな就活エージェントといえます。
優良ベンチャー企業の紹介に強いため「スタートアップ企業、メガベンチャー企業のような成長力のある企業で働きたい」人は要チェックですよ。
コードキャンプゲート
求人数 | 非公開 |
---|---|
エージェントの有無 | あり |
スカウトの有無 | なし |
総合型or特化型 | 特化型 |
特徴 | ・20代の社会人、大学生が対象 ・4ヵ月の学習後に転職サポート ・仕事と両立してプログラミングが学べる |
コードキャンプゲートは4ヵ月のプログラミング学習の後、キャリア支援にて転職をサポートしてくれるというサービスです。
一般的なプログラミングスクールのように、入学にあたって税込561,000円の受講料と税込33,000円の入学料が必要となりますが、しっかりとプログラミングを学習できます。技術を身に着けてから、実務経験にてその能力を生かしたい人におすすめです。
コードキャンプゲートを利用できるのは20代の学生もしくは社会人。「20代のうちにしっかりとしたプログラミングスキルを習得し、IT企業へ転職したい」という人におすすめです。
おすすめIT転職サイト・エージェントの比較一覧表
ここまで紹介したIT転職サイト・エージェントを比較すると下記のとおりです。
サービス名 | 求人数 | エージェント | スカウト | サイトのタイプ | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
レバテックキャリア | 24,000件以上 | あり | なし | 特化型 | ・首都圏での面談サービスあり ・転職成功率96% ・5人に4人が年収アップ |
転職ドラフト | 非公開 | あり | あり | 特化型 | 転職者の93.8%が平均年収アップ |
Tech Stars Agent | 非公開 | あり | なし | 特化型 | ・入社後短期離職率1%以下 ・コンサルタントは業界経験者のみ ・高待遇案件、非公開求人もあり |
GEEK JOB | 500社以上の求人 | あり | なし | 特化型 | ・受講料0円でプログラミングが学べる ・学習から転職支援まですべてオンライン完結 ・転職成功率97.8% |
アクシスコンサルティング | 非公開 | あり | なし | 特化型 | ・求人のうち77%は非公開求人 ・20年間で85,000人の転職支援実績あり ・転職に合わせて独立支援もあり |
レバテックルーキー | 非公開 | あり | なし | 特化型 | ・新卒エンジニア就活に特化 ・優良ベンチャー企業の紹介に強い ・1対1でエンジニア就活のプロに相談できる |
マイナビITエージェント | 25,000件以上 | あり | なし | 特化型 | ・大手求人サイトマイナビ運営の安心感 ・非公開求人や独占企業も多数 ・業界に詳しい専任のキャリアアドバイザーが多数在籍 |
IT求人ナビ | 200件以上 | あり | なし | 特化型 | ・新卒、未経験、転職、フリーランスの支援に対応 ・フリーランス向けの案件も掲載 ・スキルカウンセラーにキャリアパスの相談も可能 |
コードキャンプゲート | 非公開 | あり | なし | 特化型 | ・20代の社会人、大学生が対象 ・4ヵ月の学習後に転職サポート ・仕事と両立してプログラミングが学べる |
今回紹介したサービスはすべてIT業界に特化しているエージェント型のサービスですが、細かく見ていくとそれぞれに特徴があるとわかるでしょう。
上記の中でも、まずは求人数が多い『マイナビITエージェント』の登録がおすすめ。求人数が多いため、未経験から経験者まで幅広く対応しており、1つ目の登録先として申し分ありません。
2つ目以降は、紹介した特徴をもとに自分の条件に合う求人が見つかりそうなサービスに登録しましょう。
IT転職サイト・エージェントをオススメする人オススメしない人
ここまでIT転職において転職サイト・エージェントを使うメリットや選び方のコツ、おすすめのサイトなどを紹介してきました。
結論をまとめると、IT転職を考えている方は転職サイト・エージェント(特にエージェント型のサイト)の利用がベストです。
しかし、それでも利用しようかどうか迷う人もいるでしょう。次は「こんな人にはおすすめ」「こんな人にはおすすめしない」という基準を紹介するので、参考にしてください。
IT転職サイト・エージェントをオススメする人
下記のような人は、IT転職サイト・エージェントの利用がおすすめです。
- 未経験からIT業界への転職を目指す人
- IT企業での経験がありキャリアアップを目指す人
- 効率よく転職活動したい人
- 転職活動が初めての人
- 多くの求人から転職先を探したい人
それぞれについて紹介します。
未経験からIT業界への転職を目指す人
IT業界未経験の場合、業界について専門的な知識を持ったエージェントが転職をサポートしてくれるサイトを利用した方が良いでしょう。
IT業界の求人の中には「未経験歓迎」という求人もあるため、他業種・職種からの転職でも可能性があります。
そこで、書類添削や面接対策などのサポートをしてくれるエージェント型の転職サイトを使用すれば、少しでも成功確率が高くなるでしょう。
IT企業での経験がありキャリアアップを目指す人
IT企業での職務経験がある人も、転職サイト・エージェントの利用をおすすめします。
経験やスキルがある場合には好条件の求人を見つけられる可能性が。さらに、エージェント型の転職サイトでは、経歴やスキルの棚卸しをしてくれます。自分の価値を企業へ適切にアピールできる可能性も高くなるでしょう。
効率よく転職活動したい人
転職サイト・エージェントは登録したからといって必ず求人に応募しなければいけないわけではないため、まずは登録してみて、転職の流れを知るのも良いでしょう。
効率よく転職活動ができるのは転職サイト・エージェントの強みであり、大きなメリット。「仕事が忙しくて転職活動に時間がとれない」など時間的な余裕がない人は転職サイト・エージェントを活用がぴったり。
複数のサイトを活用しても、サービスのサポートがあれば、多数の求人の中から自分の希望する条件に合った転職先を見つけられる可能性があります。
転職活動が初めての人
転職活動自体が初めての人も、エージェント型の転職サイトを利用しましょう。
- 何を基準に選べば良いかわからない
- 自分の市場価値がわからない
- 書類の書き方や面接でのアピール方法がわからない
- 応募や面接日時の調整の仕方がかわらない
- 自分で条件交渉をするのは抵抗がある
上記のような悩み・疑問があっても、エージェントがサポートしてくれる転職サイトではスムーズに転職活動を進められます。
多くの求人から転職先を探したい人
前述のとおり、転職サイト・エージェントをうまく活用すると効率的に転職活動ができます。
多くの求人から転職先を探したい人は、「求人数の多いサイトを複数登録する」「エージェント型のサイトに登録する」という2つのポイントを押さえて活用しましょう。
IT転職サイト・エージェントをオススメしない人
一方で、IT転職サイト・エージェントの利用をおすすめしない人としては、下記のような人が該当します。
- IT業界以外への転職を考えている人
- 知り合いのコネで転職したい人
- 応募したい企業がすでに決まっている人
- 自分のペースで転職活動したい人
IT業界以外への転職を考えている人
IT特化型の転職サイト・エージェントは基本的にIT企業しか掲載されていません。
そのため、IT業界以外への転職を考えている人は、総合型の転職サイト・エージェントを活用しましょう。
もし「IT業界も考えているが、別業界への転職も考えている」場合は、IT業界特化型と総合型転職サイトを併用して使うことをおすすめします。
知り合いのコネで転職したい人
転職にあたり、知り合いのコネがあるなど、すでに転職先のあてがある人は転職サイト・エージェントを使う必要はありません。
ただし、「万が一のための保険」で登録しておくのもおすすめ。
転職サイト・エージェントは無料で利用できるうえ、登録したからといって必ず応募しなければいけないわけではないため、自分の都合に合わせて使うと良いでしょう。
応募したい企業がすでに決まっている人
すでに応募したい企業が決まっている人は、転職サイト・エージェントに登録する必要はありません。
もし希望の企業に採用されず、次のあてが無くなったときに利用すると良いでしょう。
自分のペースで転職活動したい人
「まだ転職するかどうかはっきり決めていない」「自分のペースで時間をかけてゆっくり探したい」という人も、転職サイト・エージェントに登録する必要はないでしょう。
特に転職エージェントは登録すると、条件にマッチする求人の紹介が毎週のように送られてくるケースもあるため「連絡がうるさい」と感じる可能性もあります。
時間的な節約や効率を求めていないのであれば、無理に利用する必要はないでしょう。
後悔しないためのIT転職サイト・エージェントのまとめ
IT業界での転職を考えているのであれば、IT転職に特化したエージェント型のサービスの利用をおすすめします。
下記のようなメリットがあるうえ、サービスは無料で利用できるので利用者側のデメリットはほとんどありません。
- 非公開求人に応募できる
- 経歴・資格などで細かく検索できる
- エージェント型は手厚いサポートが受けられる
- 仕事を続けながら効率的に転職活動できる
- 自分の市場価値を客観的に判断できる
転職サイト・エージェントは2つ、3つと複数登録しても問題ないので、自分が気になるサービスには積極的に登録してみてください。まずはサービスに登録し、掲載されている転職ノウハウを見ながら転職活動を進めていきましょう。